経営書サービス哲学
2017年08月04日(金)
青山パートナーズ 第5回献本経営書
著者:窪山哲雄(オーエス出版社刊)
【この一冊にひとこと】
確かに「ビジネス書」の範疇に分類される本なのですが、著者の経験の中から語られるエピソードの多くが、エレガントでドラマチックなために、短編小説を読んでいるような印象さえ感じました。
ホテルという究極のサービス業における哲学を説いて、決して息の詰まることのないスマートで遊び心に富んだ内容になっているのは、お客様を楽しませることを実践してきた著者だからこそと思います。
およそ事業といわれるものには、どんな形にしろサービス業の精神が必要ですが、その意味では事業の成長を願うすべての人にとって大変示唆に富んだ一冊であると思います。
(税理士法人青山パートナーズ 統括代表社員・公認会計士・税理士 馳 雅樹)
目次
第1章 |
サービスは母性だ! ・人間的な「感性」を生かしたサービスの魅力 |
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第2章 |
クレームに感謝し、時に戦う力が人を育てる ・神のクレーム・悪魔のクレーム |
第3章 |
サービスはセクシーであれ! ・遊び心のあるサービスの魅力 |
第4章 |
モノより「夢」を売れ ・お客さまを財布でクラス分けしてはいけない |
第5章 |
顧客満足のカギ、それは従業員満足にある ・起業に愛された人間は、お客さまを愛することができる |
第6章 |
社会貢献としてのサービスの役割 ・人が人に夢を与えるサービスという仕事 |