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経営書スリッパの法則

2017年08月04日(金)

スリッパの法則

青山パートナーズ 第6回献本経営書

スリッパの法則

著者:藤野英人(PHP研究所刊)

 

【この一冊にひとこと】

“プロの投資家が教える「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方”というのが副題です。

 

藤野氏が、ファンドマネージャーとして企業訪問を行い調査し投資を行った経験をもとに、会社を見る場合の「法則」をまとめられたものです。

もちろん法則にひとつ、ふたつあてはまるからNGとかOKと単純に判断できるものではないと断った上で、ユニークかつ鋭い視点を提供されています。

 

「業績不振の要因を景気や政府のせいにする社長の会社は、景気が回復しても業績は回復しない」とか「喜々として業界団体やロータリークラブの名刺をくれる社長には要注意」など、私も監査や経営指導の経験で感じていた“いい会社の実感”と“そうでない会社の実感”と重なる点も少なくありません。

 

タイトルにもなっている「社内では、スリッパに履きかえる会社に投資すると不思議に儲からない」という「スリッパの法則」も、幾つかのケースで実感しておりましたので、私自身も、マンションの一室からの事務所開業にあたっても、やはり“土足”としました(笑)。(※スリッパ=NGではなく、なぜスリッパなのかという点がポイントですので、くれぐれも誤解なきようお願いします。)

 

会社を経営されている方であれば、どなたでも参考になると思います。

成長のためのセルフチェックリストにもなるかもしれません。

お勤めの方であれば、ご自分の勤務先の将来を考える上でのマル秘チェックが可能です(笑)

 

是非ご一読をお勧め致します。

 

(税理士法人青山パートナーズ 統括代表社員・公認会計士・税理士 馳 雅樹)

 

 

目次

序章

ファンドマネージャーだからわかる会社の真の姿

第1章

社長の性格や人格で決まる会社の運命

第2章

要注意!会社を滅ぼす危ない社長

第3章

ダメな会社、こんなところに落とし穴!

第4章

よい会社と悪い会社の分かれ道

第5章

常識にとらわれると判断を間違える

 

カテゴリ
経営書

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